予告編動画

【本予告】

【特報】(2025年 撮影中制作版)

撮影中に先行して制作した予告編(12分)です。

INTRODUCTION イントロダクション

不機嫌な時代に、彼らはなぜ笑うのか?

映画『百姓、わらう。』は、私たちの「毎日のごはん」の向こう側で生きる、全国の若い農家たちを4年にわたって見つめたドキュメンタリーです。

最新統計によると、49歳以下の百姓は日本の人口のわずか0.1%。「僕ら、絶滅危惧種なんで」と当の本人たちが明るく自称するように、それはまさに、自然を前に観察と創意工夫を重ねる「最後の日本人」を訪ねる旅でもありました。かつてない農業の危機だ、食料安保だと世間が深刻に騒ぐその中心で、しかし彼らは高らかに、心の底から豊かに笑っていたのです。

マニュアルなき自然を生き抜く
「圧倒的な創造力」

取材を通して、2つの強さを感じました。

ひとつは、「農」そのものが持つ創造性です。土の中の目に見えない微生物と協働し、放牧の牛たちと共鳴する。最新科学と先人の知恵を融合させ、命のゆりかごを育てる圧倒的な豊かさです。

もうひとつは、マニュアルなき世界を生き抜く自信です。理不尽な自然や、数字ばかりを求める社会の矛盾。すべての喜怒哀楽を飲み込んだ上で、自らの頭で考え、孤独にならずに互いの知恵を分かち合って生きる。そのタフな「生きざま」が、彼らの笑いの源泉でした。

0.1%の生存 ―― 未来へタネをまく
「タフな知恵」

今の私たちは、どこか息苦しさを抱えて生きています。効率や数字を追い求める社会。スマホから流れてくる不安なニュース。そんな「不機嫌な時代」の中で、自らの手で未来にタネをまく彼らの姿は、最も自由でクリエイティブな「生きざま」そのものです。

この映画は、あなたの食卓と大地を繋ぐ、希望のドキュメンタリー。都会で閉塞感を感じているあなたに贈る、「生きる実感」を取り戻すためのヒントです。見終わったあと、いつものごはんが愛おしくなり、明日への一歩が少しだけ軽やかになることを願っています。

映画監督 柴田昌平

最新情報

映画『百姓、わらう。』の最新ニュース・公式SNS

お知らせ

  • 2026年6月16日 6月20日よりポレポレ東中野 等にて、柴田監督の原点である『ひめゆり』が上映されます。人間の命の尊厳を見つめ続けてきた監督の眼差しが、今作『百姓、わらう。』へとどう繋がっているのか。劇場へお越しの方は、ぜひ舞台挨拶での監督の言葉にも耳を傾けてみてください。
  • 2026年6月15日 映画『百姓、わらう。』公式サイトをプレオープンしました。今後の更新をお楽しみに。

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未来へタネをまく、若き百姓たちの「営み」と「哲学」

出演者

「微生物は、僕の最高の共同経営者です。
持続可能性と『稼ぐこと』は両立できる」

「『農業じゃ食っていけない』と言われ、800万の借金と100万円の中古トラクターから始めました。植物と土を育てる『菌根菌』をはじめ、見えない微生物の力を極限まで引き出すことで、自然農に近い方法でも、農薬を使った畑に劣らない高い生産性を実現できます。

就農3年目で年400万の所得を得て、週に1.5日は休み、夕方6時には仕事を終えて子どもとお風呂に入る。自然環境を守ることと、暮らしの豊かさを両立させる。それが今の時代の『足るを知る』百姓の在り方だと思っています」

#微生物との協働 #所得と休日の両立 #人間中心からの脱却 #足るを知る #菌根菌

森 昭暢(42歳)

「労働時間は20分の1に。
巨大システムから降りて見つけた、本当の豊かさ」

「規模拡大という終わりのないレースを辞めたんです。借金を返すために、170頭の牛と機械のように働いていた日々。それが"土・草・牛"の循環に身を委ねたら、収入は減ったけれど、それ以上に支出が減り、人生の時間は圧倒的に増えました。

普通の暮らしの先に、特別な暮らしがある。自己完結できれば、酪農はどこまでも自由な職業です」

#労働時間20分の1 #土と草と牛の循環 #自己完結という自由 #マイペース酪農 #マイペース農業

平石 拓也・あゆみ夫妻(42歳)

「全国の百姓1人ずつが100軒にしっかり届ければ、
日本の食は十分に回る」

「"ムラがあるから、コメが作れる"。そして山間の小さな村々があるからこそ、野生の世界と都市との境界線になっている。自然環境も守っているんです。

この棚田の村で、顔の見える100軒の食卓へ確実に届ける。それだけで、所得400万円の持続可能な経営はちゃんと成り立つんです」

#ムラというインフラ #超ダイレクトな食卓 #持続可能な400万円 #百笑百年物語 #地域おこし協力隊 #田んぼの生きもの調査 #農村の教育力 #引退して耕さなくなった人もムラの大事な一員

鴫谷 幸彦・玉実さん一家(48歳・42歳)

「村から面白いことが消えたなら、
自分たちの庭で『祭り』を作ればいい」

「農家が減り、村から『祭り』が消えていく。それをただ座して待つのが虚しいから、自分たちの庭で村祭りを始めました。

水害で泥まみれになった時、絶望を洗い流してくれたのは、遠く離れた都会の『パートナー(消費者)』からの声。買うだけの関係を超えて、みんなが『遠くの親戚』みたいに繋がれたら、どんな時代でも生きていけるし、笑えるんです。

みんな都会で高い家賃を払わなくても、東京の1%の人が田舎に帰ってきて庭で野菜を作ったら、日本はめちゃくちゃ面白くなりますよ」

#手作りの村祭り #東京の1パーセント #座して待つより笑おう #絶滅危惧種の逆襲 #遠くの親戚 #消費者からパートナーへ

高橋 直之・紀子(46歳)

「5年後、若者たちは必ず山へ戻ってくる。
その時のために、僕の技術と知恵を使ってほしい」

「DJ時代、コンビニ食で体を壊した僕に『食が命を作る』と教えてくれたのは昔ながらの食事でした。だから今、機械に頼らず『巨大な苗』を育て、農作業が『超・楽になる』コメ作りを実践しています。いずれ都会から農的暮らしへ移住してくる若者たちに、この知恵を少しでも役立ててもらえたら。」

#発酵農園ジャー村 #超楽になる農法 #村のお年寄りへのリスペクト #オープンソースな知恵

村上 厚介(43歳) / 活動名:発酵農園 ジャー村

「買うだけの関係は、もうやめよう。
僕らは『遠くの親戚』になりたいんです」

「東京の1%が田舎に帰ってきたら、
日本はめちゃくちゃ面白くなる」

「100年前の百姓の呼吸を感じながら、
子どもたちへ『笑顔のバトン』を繋ぐ」

「たくさん稼がなくても、僕らはどこまでも豊かに生きられます。かつて飢饉のときには『食べられる土』を見分けたという椎葉クニ子ばあちゃん。その暮らしの誇りと笑いを受け継ぎたくて、五感を総動員して山の土を焼き、先人との対話を続けています。生きた知恵が見えない世代だからこそ、五感を開くんです。

コメも卵も自分の手で生み出す暮らしは、効率や所得の数字では測れない圧倒的な生命力に満ちています。この棚田を子どもたちが走り回る『最高の遊び場』にして、次の世代へ誇りを繋ぎます」

#子どもたちに笑顔のバトンを #棚田は最高の遊び場 #先人との静かな対話 #焼き土の知恵 #椎葉クニ子ばあちゃん #土を食べる

岡田 和樹・千晶さん一家(36歳)

ALL CASTS

本作を彩る、全国の百姓・仲間たち

この映画は、数多くの人々の営みと笑顔によって紡がれました。

すべての出演者を見る
  • 岡田 和樹 / 千晶 / 颯汰 / 穂花
  • 椎葉 クニ子
  • 森 昭暢 / 寛美 / 菜乃華 / 綾乃
  • なっちゃん
  • 北村 登史雄
  • 平石 拓也 / あゆみ / 東楓 / 夕奈 / 茂
  • 木下 慶信 / 優月
  • 三友 盛行 / 石田 幸也 / 野中 信成
  • 清友 健二
  • 鴫谷 幸彦 / 玉実 / 柚希 / 野詩
  • 服部 謙次 / 三輪 芳和
  • 高橋 直之 / 紀子 / 富樫 英治 / 富樫 裕子
  • ikatako / 水元 孝星
  • 小畠 完
  • ドワイヤー はづき
  • 発酵農園 ジャー村(村上 厚介)
  • マイペース酪農交流会の皆さん
  • 新潟県上越市石谷集落の皆さん
  • 庄内町 はらぺこマルシェに参加の皆さん
  • 南丹市 マイペース百姓交流会
  • 南丹市 たんぼの1年生の皆さん
  • 発酵農園 田植え体験スタディーに参加の皆さん

上映情報

映画『百姓、わらう。』を劇場で、あなたの街で。

劇場公開情報

全国のミニシアターにて順次ロードショー公開!

関東・甲信越

東京 ポレポレ東中野 2026年 9月下旬 公開予定

関西・近畿

大阪 第七藝術劇場 順次公開
京都 京都シネマ 順次公開

あなたの街で上映会を開きませんか?

学校、カフェ、農協、公民館、あるいはご自宅の平場で。未来へ笑顔のバトンを繋ぐ仲間を大募集しています。

スタッフ

本作に命を吹き込んだクリエイター・協力者たち

監督 柴田昌平
監督

柴田 昌平

1963年東京生まれ。NHK(沖縄放送局→東京・報道局特報部)に4年間勤務の後、日本全国の農山漁村の生活文化を記録する「民族文化映像研究所」で記録映画に従事。31歳で独立し、プロダクション・エイシアを設立。NHKの特集番組のほか、海外放送局との国際共同制作の最前線でも活躍。

▲劇場公開作品は『ひめゆり』『森聞き』『千年の一滴 だし しょうゆ』『陶王子 2万年の旅』『百姓の百の声』 ▲テレビ番組では NHKスペシャル『クニ子おばばと不思議の森』、『北海道 豆と開拓者たちの物語』、『世界里山紀行 フィンランド・森とともに生きる』、『新シルクロード』など。 ▲受賞作品多数 ▲2022年ポプラ社から「ももちゃんのピアノ 沖縄戦・ひめゆり学徒の物語」を出版。
テーマ曲 Maico
テーマ曲

Maico

沖縄県出身のシンガーソングライター。自然と愛をテーマにした曲を多数、作詞作曲して歌っている。現在は東京都青梅市在住、庭で野菜や雑穀を育てている。
メインビジュアル 三田圭介
メインビジュアル

三田 圭介

「命」をテーマにしたイラスト作品を描く。ひめゆり平和祈念資料館 制作の「絵本ひめゆり」で沖縄タイムス出版文化賞受賞。
アニメーション 今井加奈子
アニメーション

今井 加奈子

土の中の微生物の世界をクレーアニメで表現した。柴田監督作品には、『千年の一滴 だし しょうゆ』『陶王子 2万年の旅』でも美術担当として参画、深く信頼されている。
語り 遠藤春奈
語り

遠藤 春奈

こんにゃく農家・群馬県沼田市・48歳
妊娠中、夫が「農家になりたい」と言い出し、2005年、コンニャク農家を辞める人から畑を借り受け、農機具も譲ってもらって就農。2014年には廃業したいという加工場を引き継ぎ、「こんにゃく工房 迦しょう」として6次化をスタート。

群馬県産の果実を使ったこんにゃくゼリーなどを商品化。経産省「ふるさと名物500選」選定。2020年「フード・アクション・ニッポン アワード」受賞。
プロデューサー・撮影 大兼久由美
プロデューサー・撮影

大兼久 由美

沖縄出身。父は小さな畑を耕してきた。柴田昌平監督とは夫婦であり、その作品群のプロデューサーとして共に制作を続けてきた。『百姓、わらう。』では撮影も担当。

2022年春からは、自宅のある西東京市で、30平米の畑を、農家に指導してもらって耕している。
プロデューサー 下地盛栄&恵美子
プロデューサー

下地 盛栄&恵美子

農家を専門とする税理士として、経営相談を通して百姓たちと苦楽を共にしてきた。特に都市農家の歴史と現状に詳しい。主な著書『崩壊する都市農家』。盛栄は沖縄・伊良部島出身、恵美子は群馬の赤城山麓出身。

MAIN STAFF

  • 監督・撮影・編集 柴田 昌平
  • プロデューサー・撮影 大兼久 由美
  • プロデューサー 下地 盛栄 / 下地 恵美子
  • 音声 柳田 敬太
  • 料理&撮影 なち(暮らしを楽しむ台所)
  • 語り 遠藤 春奈(こんにゃく農家)
    柴田 昌平(監督)
  • ポスター&チラシ・デザイン 西山 里佳
  • 宣伝 松井 寛子 / 富士 海
  • 製作デスク 宮川 尚子

MUSIC & ART

  • テーマ曲(作詩・作曲・ギター・歌) Maico
  • 音楽 Dan Parry
  • アニメーション 今井 加奈子
  • メインビジュアル 三田 圭介
  • 題字 財前 謙

SUPPORT & COOPERATION

  • 【 監修 】 百合田 敬依子
    (農山漁村文化協会)榊田 みどり
    (中山間地域フォーラム)君島 佐和子
    (『料理通信』)
  • 【 資料提供 】 農山漁村文化協会(農文協)
    アライヘルメット 千徳 毅
    みや こうせい
    白石 巌
    神田 三亀男
    中国新聞社
    熊本県博物館ネットワークセンター
    Getty Images
  • 【 制作協力 】 森田 保江 / 森田 眞吾(新宿・野鳥の森シアター)おおいたオーガニックマーケット
    庄内協同ファーム
    飯野 昭司
    東野 真
    真銅 健嗣
    小野 眞延
    原田 哲朗
    三谷 朋弘
    堀 悦雄
    後藤 亜紀子
    荻澤 紀子
    三浦 隆弘

この映画を共に紡いだ、
市民プロデューサーの皆さま

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