ドキュメンタリー映画

百姓、わらう。

百姓の百の声 Ⅱ

2026年 秋・公開決定


ポレポレ東中野ほか、全国順次公開

柴田昌平(監督)

ご挨拶

映画『百姓、わらう』は、全国の若い農家の取り組みを4年にわたって見つめたドキュメンタリーです。
 2022年公開のドキュメンタリー映画『百姓の百の声』 が、いわば農業界のレジェンドとも呼ぶべき人たちを取材したのに対し、本作は、先人たちをリスペクトしながら、最新の科学を総動員して、地域をつなぎ、未来にタネをまく49歳以下の百姓たちが主役です。

 今の私たちは、どこか息苦しさを抱えて生きています。 「今だけ、金だけ、自分だけ」という言葉が象徴するように、効率や数字ばかりを追い求める社会。スマホの画面から流れてくるのは、遠い国の戦争や、足元から崩れていくような不安なニュースばかりです。
 そんな不機嫌な時代に、カメラを持って農村を歩き回っていた私は、別世界に触れました。 かつてない危機だ、食料安保だ、高齢化だと騒がれているその中心で、当の百姓たちが、高らかに、心の底から豊かに笑い、ある時には静かに笑っていたのです。

 土の微生物と協働できた喜び、放牧の牛たちとの共鳴、命のゆりかごである田んぼ…。農そのものは豊かで楽しいーーーしかし取りまく社会は冷たい。
 冷徹な農政や消費者の無関心に囲まれながらも、百姓たちは100年先の「豊かさ」を見つめて、タフにわらっています。彼らにとって、土と生きることは、もはやただの仕事ではありません。巨大なシステムに対して、自らの手で未来にタネをまく、最も自由でクリエイティブな「生きざま」なのです。

 最新統計によると、49歳以下の百姓は、およそ12万人、日本の人口の0.1%。しかも新たに農の主役として入ってくる若者は、毎年1万人に満たないのです。現実的には、手をこまねいていたら、日本の食卓が遠からず行きづまることは目に見えています。地域をつなぎ、地球環境に配慮し、食料自給を確たるものとしようとしたとき、私たちにできることは?

 この映画をとおして、あなたの食卓と、百姓の大地がつながることを願い、届けます。

予告編動画

まだ取材・撮影の途中ですが、その一端を予告編動画(12分) からご覧いただけます。

映画『百姓の百の声』とは

映画『百姓の百の声』(第1作)(農業ジャーナリスト賞受賞)
公式HP

食べている限り、
誰の隣にも「農」はある。
なのにどうして、
「農」の世界は
私たちから遠いのか。

これは自然と向き合い
作物を熟知する百姓たちの
叡智を訪ねたドキュメンタリー

「耕す人々」の世界の入り口が
ここにある。


和食を撮って世界を魅了した『千年の一滴 だし しょうゆ』の柴田昌平監督が、「食」の原点である「農」と向き合った。
全国の百姓たちの知恵・工夫・人生を、美しい映像と丁寧なインタビューで紡ぎ出す。田んぼで農家の人たちが何と格闘しているのか、ビニールハウスの中で何を考えているのか。多くの人が漠然と「風景」としか見ていない営みの、そのコアな姿が、鮮やかに浮かび上がる。

連絡先

農と市民をつなぐ会
プロダクション・エイシア内
担当:大兼久(おおがねく・プロデューサー)

監修

監修

  • 百合田敬依子(農山漁村文化協会)
    榊田みどり(明治大学 客員教授、中山間地域フォーラム副会長)
    君島佐和子(『料理通信』)
    飯野昭司(庄内ドキュメンタリー映画友の会)
    コンサルティング多摩